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『GUITARHYTHM IV』(ギタリズム・フォー)は、日本のミュージシャンである布袋寅泰の4枚目のアルバムである。 == 背景 == オリジナルのスタジオアルバムでは4作目。このアルバムをもって『GUITARHYTHM』名義のプロジェクトは一旦終了した。 1993年7月に「ロンドンに行ってくる。今回はレコーディングの予定はまったくない。曲が出来てもデモテープは作らない。曲が出来るまでは戻ってくる気はない」と宣言し単身渡英。ロンドンで生活する中、アコースティックギター1本で全楽曲のデモを完成させた。この時期に布袋はスペインやアムステルダム、ジャマイカをはじめ様々な土地への旅も経験しており、後のインタビューで「作ろうと思って作った曲は1曲もない。ロンドンでの生活や旅の経験がなければ出来なかったものばかりだから」と語っている。〔「PATi PATi」 1994年7月号インタビューより〕 ある程度の方向性を決めてから楽曲作りを始めたこれまでの作品とは異なり、「ノーコンセプト」として始動したアルバムである。GUITARHYTHM本来のコンセプトである「ギターとコンピューターの融合」から離れ、アルバム全体がバンドサウンドを主体として構築されている。またこれまでのソロ・キャリアでは意図的に抑えてきたメロディアスなサウンドを、本作ではある程度取り入れている。インタビュー上では「BOØWY然りCOMPLEX然り、基本的にメロディが湧いてくるタイプなんだけど、サウンド・コラージュというコンセプトがまずあったから『GUITARHYTHM III』まではそういうのを殺してきた部分もあった。今回は言葉とメロディ、歌が流れていくようにって思えたんで、素直にメロディも昇華してると思う」とされている。〔月刊カドカワ 1994年8月号〕 現在のところ、全曲布袋が作詞を手掛けた唯一のアルバムである。「今回は詞と曲を一緒に書きたいと思っていた。書きたいことがけっこうあったし、第三者に依頼する以前にデモの段階で歌詞が出てきた」と布袋は語っている。〔 本作の完成後のインタビューで布袋は「新たな布袋寅泰の予感」を語っており〔、翌年には『GUITARHYTHMプロジェクト』に幕を下ろし、さらなる新たなサウンドへと挑んでいくことになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GUITARHYTHM IV」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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